OA化の影響 5
ワープロが発達すると、字の下手な職員もその精神的苦痛から解放される日が近いでしょう。
地方行政の将来は、地域福祉、景観行政、国際化社会などのニーズの高まりに対して、地方公務員は文化、生活、計画、街づくりなどのコンサルタント、生活施設、市民運動などの施設、グループのマネイジャーとしての役割が求められるようになります。
専門的なヒューマンリレイションの色彩の濃い業務が高まっていくでしょう。
・・・したがってこのような視点からは、事務労働・労働者には次のような変化が生まれてきます。
その第一は、熟練つまり判断や制御に関する労働がコンピュータの側にうつしかえられること。
第二は、経営管理機能と事務処理機能の分化、ホワイトカラー層の二極分解を生みだすということです。
「労働者の自己裁量の余地は失われ、自己の仕事の内容についてほとんど無知な労働者が生まれてくることにもなる」・・・といわれています。
しかし、現実は逆で多くの労働者が単純作業から解放され、その結果、作業要員は減り、職員構成はピラミッド型が崩れます。
行政機構や階層構成にあって、
「頂上には管理層が位置し、これをささえるコンピュータについての知識をもち、これを駆使できる専門的研究的層がラインあるいはスタプとして『新しいエリート層』となる」
・・・といわれていますが、コンピュータ化によって、新しいエリート層がとくに発生するわけでありません。
つまり、OAシステムの浸透によって、経営管理層と事務処理層のホワイトカラーの二極分化現象がすすむという批判があります。
しかしこれも机上演習から導き出された批判ではないでしょうか。