大企業の規制 2
他方、当事者である日本公認会計士協会は、現在、大蔵省の間接的監督のもとに行なわれている監査において、粉飾決算や不正経理があとを絶ちません。
企業と公認会計士との癒着が問題となっているなかで、プロフェショナルとしての社会的責任を果たすべく、模索をつづけているのが注目されます。
・・・たとえば、協会内部に業務審査会を設け、あるいは会計審判所なるものの創設を検討するなど、監査の充実のためそれなりの努力をはらっていることは認められるのですが・・・
しかし、その仕事の公共性と私的ビジネスであることの矛盾にまでメスを入れ、その地位の独立性について社会の納得をえられるような制度改革の方向を大胆に提起することが求められます。
・・・さもないかぎり、将来、外から公的規制の強化を迫られることは避けられないでしょう。
すでにアメリカでは、企業の会計および監査にたいする公的介入の動きが高まってきています。